選挙イヤーの2019年、年明けから神戸新聞が攻めた記事を次々掲載してくれているのでなんだか嬉しい。神戸新聞を1部と言わず、10部くらい購読したい気持ちだ

さてそんな神戸新聞、1月11日の記事、ギカイズムで「政務活動費」の特集が組まれていた。
その中でも特に目を引いたのが「費用弁償」を取り上げた箇所。

費用弁償とは、議員が議会や委員会に出席するたびに支給される、いわゆる「交通費」的なものだ。
元々は議員がまだボランティアであった時代、交通費程度くらいは出さなければ申し訳ない…という意味合いのものであったのだが、その名残がなぜだかごく一部の地方議会でいまだに残っているのである。

神戸市もその一つだ。
神戸市の場合は以下の通り。

神戸の費用弁償
区による金額の違いは、いわゆる、市役所までの大体の距離の違いということだろう。
この3000円~5000円の費用弁償が議会や委員会に出席しただけで、議員報酬とは別に支給されるのである。

たかだか1回数千円といえども、この神戸新聞の記事によると、神戸市会の場合、2017年度の年間支給総額は1470万円で、議員一人あたりに換算すると約21万円になるとある。

例えば須磨から三宮までの交通費はJR利用の場合往復360円だが、須磨区の議員には4000円もの交通費が支給されているわけだ。

神戸の市会議員は年間1600万円を超える高額報酬を得ているにもかかわらず、議員がボランティアであった頃の名残がまだ必要なのだろうか!?甚だ疑問である。

さて、この費用弁償であるが、実は、全国のほとんどの自治体が廃止もしくは実費支給に変更している。

神戸新聞の記事には、兵庫県と県内41市町の42議会事務局に尋ねたところ、神戸市と神河町、市川町、香美町、新温泉町の5市町議会で現在も定額の費用弁償が支払われているということである。

費用弁償
さて、この神戸市以外の、神河町、市川町、香美町、新温泉町であるが、実はこの4町は議員報酬が兵庫県下では最も低い自治体であり、政務活動費も支給なし、もしくは月額5千円程度なのだ。

以下の兵庫県下の議員報酬及び政務活動費のランキング表を是非見ていただきたい。

議員報酬の比較

議員報酬年間350万円程度、政務活動費も支給なしか月5千円程度の神河町や市川町に対して、議員報酬年間1601万円、政務活動費年間456万円という神戸市議にまだこのようにな費用弁償が果たして必要なのか!?

これまでも市民団体が費用弁償の廃止、交通費の実費支給への変更を求めて神戸市会に陳情を出したが、不採択になったという経緯もある。

第2、第3の報酬とも言われ、全国のほとんどの議会で廃止の費用弁償、神戸市会はいったいいつまで続けるつもりなのだろうか?

(ぎかい改革神戸 須磨支部代表:尾崎ひでのり)