橋本健裁判傍聴

SPEED今井絵理子との不倫騒動が発端で、「運悪く」政務活動費の不正取得が発覚した橋本健:元神戸市議の初公判を傍聴してきました。

本日の各紙新聞記事を拾い読みしてみますと、不正取得したお金がゴルフやキャバクラ、ガールズバーなどの遊興費に当てられたというような内容が目を引きますが、今回の事件、及び、ここ数年神戸市議会で度々起こっている政務活動費の問題は、当事者にとっては正に「運悪く」降り掛かった災難ではないか?と思うと同時に、「運悪く」で終わらせてはならない問題ではないかと私は思います。

新聞や報道には出ていませんでしたが、検察側が橋本健被告に「先輩議員から政務活動費は使い切れ。と注意されたと供述されましたが、「その使い切れ」という言葉が、領収書の偽造という流れにつながっていったのは、その過程に何があったのですか?」というような質問をされて、橋本健被告が答えに窮する場面がありました。

本日の神戸新聞の記事を読むと、当時の神戸市会自民党議員団の安達和彦団長が「政活費を正当に活用することは、会派として奨励してきたが、政活費を使い切った方がいいという指導はしていない。そう感じていたのであれば、改善しないといけない」とコメントしています。

この部分と、検察が前述した橋本健被告への質問で暗に言わんとしていた部分が、今回の裁判でいちばん重要な「運悪く」の部分だと思うのです。

それが証拠に、同じく政務活動費の不正受給裁判で、2月に有罪が確定した自民党3議員のうちの一人、梅田元市議は後のテレビ取材で以下のような内容を語ってはりました。

「当時はみんなが不正をやってる感じやったね。僕ら3人は有罪になってるけど、議員の中には笑ってる者もおるもんね。」

「いまだに「一切関係ない」って言ってる議員もおりますやん。だけどホンマかなと。」

「たとえば(市政報告等の印刷物を)1枚3円50銭で印刷するのを、5円で市に請求したら1円50銭浮く。それで8万枚だったら12万円浮いてくる。ひどい人なんか各家にポスティングで配ってもらうのに1部100円っていうのがあったからね。「なんでそんなにかかるん?」と聞くと「任せてるねん」と言うけど、普通に配ったら高い業者でも5円か10円やからね。」
もちろん、今回の裁判中、橋本健被告も「政務活費の事件が周りで度々起きて、そろそろやめないとやばいと思った…」という旨の証言をしていましたが、現在の神戸市議会の政務活動費はコンプライアンスの問題も含めて、制度的に根本的な問題があると思うのです。

政務活動費とは元々「地方議員の政策立案活動を支援するために認めらている経費」なのですが、やはり現制度では議員の第二の給料になっている(第二の給料だと勘違いしている?)現状があります。

これを変えていく方法は様々な議論がされていますが、最低でも、まずは「後払い制」に早急に変更すべきと私は思います。

長々と語っいてしまいスミマセン…

今回の事件を「運悪く」で終わらせないためにも、市民がもっと声を上げて行く必要があるのではないかと痛切に感じました。